Cascade Components News Flash

Vol. 10

今回のテーマ:Weathermate Plus

ハウスラップなんてどこも同じ、現在使用しているもので何の問題ない、そう思っていませんか?
でも本当にそうでしょうか?
今回はキャスケードが厳選したハウスラップ「ウェザーメイトプラス」をご紹介します。
みなさんご存知の、ダウ社スタイロフォームが出している商品です。
現在市場に出回っている多くのハウスラップの中、数々のデータに基づきスタッフも納得した「ウェザーメイトプラス」。
建築技術や建築資材は本当に日進月歩です。
この機会にぜひ一度お試しください。

ある日のキャスケード社、ミーティングルームにて

ハウスラップの歩み
Rマネージャー(以下Rマ) 「それでは今から新商品ウェザーメイトプラスのプロダクト勉強会をはじめます。 みなさん、まず最初にウェザーメイトプラスを作っている会社を知っていますか。」
Mマネージャー(以下Mマ) 「ダウ社。」
Rマ 「そうです、ダウ社のスタイロフォームです。」
H子 「スタイロフォームって何ですか?」
Rマ 「フォーム状の断熱材です。ダウ社のスタイロフォームって言えば日本で知らない人はいないんじゃないかな。 と同時にスタイロフォームっていうのはブランドネームにもなってるけど。」
M子 「新製品っていうからには、何か他とは違う新しい特徴があるんですよね。」
Rマ 「もちろんそうでございますよ。 今日はその新しい特徴を学ぶための勉強会です。 新しい特徴を知るに前に、まず知らなければならないのは既存のハウスラップの特徴でございます。」
Rマ 「既存のハウスラップにもいろいろあるけど、最近話題になっているのが既存のハウスラップでもまだまだ役不足なのではないか、という現場からの疑問の声です。 この写真を見てください。」
R男 「うわー、結構最悪! 壁内結露の写真ですよね。 断熱材もべちゃべちゃで全部落ちてるじゃないですか。 何が原因でこうなってるんですか?」
M女 「断熱材があんなふうになってるともう効果なしですね。」
Rマ 「断熱材は濡れてない、という条件のもとで効果を発揮するもの。実際、約30年前にハウスラップという画期的な商品が現れたのも、この断熱材を使用し始めたことに由来しているんだ。」
M子 「省エネや高気密性住宅というコンセプトが生まれ始めた頃と一致してますよね。」
K子 「そうか、ハウスラップってまだたった30年の歴史しかないんだ。 日本はどうなの?」
Rマ 「日本はアメリカの少し後だから20年くらい。 築30年というのはちょうどアメリカではリモデルの時期を迎える頃で、これはちょうどそのリモデルの時、壁をはがしたときに発覚した写真です。」
H子 「リモデルしようとはりきっている時に、壁の中がこんなになっているのを目の当たりにしたら、リモデルどころじゃないですよね。」

防水性
Rマ 「こういった事実を踏まえて、ウェザーメイトプラスの検証をしていきます。 まずハウスラップの一番大切な役割は?」
R男 「防水性じゃないですか。 湿気もさえぎらなきゃいけないし。」
Rマ 「そうです。 ただ防水性と湿気の浸透性は違うカテゴリーで分類されています。 防水性というのは、乱暴に言えばバケツで水をぶっかけた時に水分を通すかどうか、ということです。」
Mマ 「ハウスラップが登場する以前は、タール紙が使用されていたんでございますが、タール紙はただひたすら防水性を追求するために使用されていたんでございますよ。」
M女 「そのタール紙に代わるハウスラップの登場、ということであれば、ハウスラップに防水性はあって当然、ということですよね。」
Rマ 「まさにそのとおりです。」 
(Water resistance のテスト結果を参照)

透湿性
Rマ 「防水性の次に大切になるのが湿気の浸透性で、ウェザーメイトプラスの最大の特徴のひとつでもあります。」
K子 「一歩通行の透湿性、って呼んでる特徴のこと?」
Rマ 「そうです。 湿気というのは高いところから低いところに移動しようとします。 冬場の場合は部屋の空気が暖かく湿気が高いので、湿気は屋外に出ようとします。」
R男 「この浸透性のテストが Water Vapor Permeance というところにでているんでございますよ。」
K子 「テスト結果ではウェザーメイトプラスは 6.7 で、比較しているハウスラップは 58 なんて、随分な差がありますけど。」
Rマ 「これはある一定時間内にどのくらいの水蒸気がハウスラップを通過するかを示したテストです。 冬場は室内の湿気をどんどん外に逃がす必要があるので高い数値でも問題ないように見えます。」
Mマ 「が、実は問題が発生するのは、夏なのですよ。 この現象は夏場の逆転結露と呼ばれます。」
R男 「夏場の結露なんて、あんまりぴんとこないんですけど。」
R男 「夏場はクーラーのかかった部屋のほうが気温が低く、湿気は少ない。 外はご存知のように蒸し風呂状態で、気温が高く、湿気も高い。 湿気は外から内に入り込もうとします。」
H子 「冬とまったく逆になってしまうことで、今度は数値が低いほうが、外からの湿気をブロックする、という有利な状況を生み出すんですね。」
K子 「つまりハウスラップは夏と冬ではまったく反対の働きをしなければならない、ということ?」
M女 「数値が高すぎてもダメ、低すぎてもダメ。 季節ごとに衣替えするというようなわけにもいかないし、どうすればいいの?」
Rマ 「現在ガイドラインとして示されている最適数値範囲が5-15です。 この範囲内の数値であれば、夏場、冬場とどちらの状況にも適切に機能する、と考えられています。」
(Water Vapor Permeance のテスト結果を参照)

エア-バリア
Mマ 「日本独特の通気層工法というのは、みなさん知ってますでしょう?」
K子 「壁内の通気を良くするために、少しのスペースがとられているんですよね。」
Mマ 「その通気層工法がおもわぬ弊害をもたらしているんでございますよ。」
Rマ 「このわざと空けられたスペースに熱気や冷気等の外気が直接入り込み、構造躯体の断熱性を損なっているのです。 ここでもうひとつの特徴、エアーバリアーが力を発揮します。」
Mマ 「エアーバリアーとはその名のとおり空気の流れを抑えるものです。 空気の流れを抑えることによって、システムとしての断熱効果が期待できるんでございます。」
M女 「断熱効果=省エネですよね。」
Rマ 「また米国エネルギー省の調査によると98%の壁内の湿気は外からの空気の流れからもたらされる、とされています。」
R男 「テスト結果を見るとウェザーメイトプラスの数値は6倍以上ですね。」
(Air Porosity のテスト結果を参照)

耐久性
Rマ 「最後は耐久性です。 これは施工に関係していますが、ハウスラップを施してからどのくらいほっておいてもいいか、ということでウェザーメイトプラスは120日間はOKです。」
H子 「施工と言えば、ウェザーメイトプラスは密着性がすごく良くてしわになりにくく、施工がとても楽だ、というお客様の声もありました。」
Rマ 「表面は透視性があるので、後ろにある構造材を探すのが容易だという特徴もビルダーにはうけているようです。」
(Tear Strength のテスト結果を参照)

ハウスラップを選ぶ際の基準カテゴリー

Air Resistance 空気に対する抵抗 空気の流れを押さえることにより、省エネ効果につながります。
Water Resistance 水に対する抵抗 水分により構造材が腐敗するのを防ぎます。
Moisture Vapor Permability 水蒸気に対する浸透性 高いほど良い、低いほど良い、というものではありません。 家内が暖かく家外が寒い場合と、その反対の場合ではまったくその効果が逆転してしまうからです。 最適値範囲内に適合しているのが良いハウスラップです。
Durability 耐久性 施工後は外にさらされるものではないのですが、施工中には雨風や紫外線にさらされるのでやはり耐久性が強いに越したことはありません。

上記のポイントを踏まえたテスト結果を検証してみましょう。

テスト内容
テスト方法
(単位)
ウェザーメイトプラス 某有名メーカーハウスラップ コメント
Air Porosity
TAPPIT-460
(sec/100cc)
1800以上 300 数値が高いほど良いとされます。 
ある一定の量の空気が通過するのにかかる時間を示したものです。
高値=空気が通過するのに時間がかかる、というテスト結果です。
Water Resistance
AATCC-127
(cm)
180以上 210 数値が高いほど良いとされます。
どのくらいの水圧で水がハウスラップを通過するかを示したテスト結果です。
注) ウェザーメイトプラスのテスト結果は、試験機の限界である180まで。某有名メーカーハウスラップのテストでは、これよりもさらに大きい試験機を使用
Water Vapor
Permeance
ASTME 96
(Perm)
6.7 58 アメリカ、およびカナダで認められている最適範囲は5-15です。
ある一定時間内にどのくらいの水蒸気がハウスラップを通過するかを示したテスト結果です。
高値は家内が暖かく家外が寒い場合には効果を発揮しますが、逆になった場合は効果はまったくありません。
Tear Strength
MD/CD(lb)
ASTM Test
>12/>12
D1117
6/6
D1117
数値が高いほど良いとされます。
どのくらいの力でハウスラップが裂けるかを示したテスト結果です。
強風が吹くと釘で止めてある部分に圧力がかかり、ハウスラップが裂ける原因になります。

*追記*
ウェザーメイトプラス最大の特徴を示す簡単にできる実験を紹介します。
太い油性ペンでウェザーメイトプラスの表と裏に何か字を書いてください。
表に書いた字はインクがまったくにじみ出てきません。
しかし裏に書いた字はインクがにじみ出てきます。
つまり外からの水分は(外部からの湿気)は通さず、内からの水分(家屋内から出る湿気)は通り抜けていくのです。
実際、湿気の80%は屋外からもたらされると言われています。

ハウスラップ一つにしても、なぜこのハウスラップを使うのか、こだわりを持って選びたいものです。

Presented by Cascade Components, Inc.